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【採用面接× 生成AI】24 時間年中無休で求職者と面接可能な生成AI :Apriora

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生成AIが面接官の代わりとなり、24時間いつでも求職者と面接を行うサービス「Apriora」を徹底解説!

人材業界においても生成AIの活用が着実に進んでおり、特に採用プロセスの効率化において顕著な成果を上げています。

人材採用には求人広告の費用や複数回の面接により時間がかかることから、それらを効率化する施策は数多くあります。録画面接もその一つです。録画面接は書類選考と一次面接のコストを削減することから、日本でも多くの企業が導入しています。

しかし、録画面接はあらかじめ用意していた質問への回答しか得られず、回答への深掘りをする質問などができないというデメリットがあります。求職者の人柄や対応力を見極めるための材料が少なくなってしまうことは、欠点と言えるでしょう。また、面接官がいないことから途中離脱が増えてしまう点も懸念されます。

書類選考と一次面接のコストを削減するために録画面接を導入したにもかかわらず、採用フロー全体で見ると、コスト削減にならないケースもあります。今回は、上記のような録画面接におけるデメリットを生成AIで解決しているサービス「Apriora」を紹介します。

Aprioraの概要

Apriora(アプリオラ)は米国シリコンバレーの名門アクセラレータ「Y Combinator」に採用された、勢いのあるスタートアップです。

Aprioraは、AI面接官とリアルタイムの質疑応答が可能な動画面接サービスを提供しています。

一次面接では質問事項がおおよそ決まりきっているため録画面接の導入が増えていますが、先述したように従来の録画面接ではリアルタイムで会話できないことから、面接官が実際に面接をするよりも得られる情報が少なくなる傾向にあります。また、一定数の求職者が途中離脱するなどのデメリットがありました。

しかし、Aprioraであれば求職者の情報に応じてパーソナライズされた質疑応答が可能であるため、従来の録画面接におけるデメリットを解消できます。

(引用:https://www.apriora.ai/

また、録画面接と同様にAprioraは24時間365日無制限で面接可能であるため、土日や夜間なども面接可能です。

人材採用には「求職者に対してアプローチする広告費」と「人事や面接担当者の人件費」の大きく二つの経費がかかります。Aprioraによって人事の工数を削減することで、結果として人件費を抑えることができるでしょう。

Aprioraの機能

面接官の名前や画像と候補者選定の軸(Pythonについての知識量やコミュニケーション能力など)となる指標を登録すると、それにそった質問をします。また、質問の回答に対する深掘りを臨機応変にインタビューしてくれます。

まだ初期のサービスであるため、全ての機能が完全な状態で搭載されているかは不明ですが、現時点では以下の3つの機能を提供予定です。

面接の自動スケジューリング機能

(引用: https://www.apriora.ai/

求職者とのメールのやり取りを省略し、面接を自動的にスケジューリングしてくれます。また、事前に設定した面接予定時間の1時間前や5分前にリマインドする機能があり、求職者が面接に来ないという事態をできるだけ防ぐ仕組みがあります。

複数の求職者が同じ時間帯に面接を希望した場合でもAprioraであれば対応可能であるため、面接の機会損失を避けることができます。実際にAprioraを利用した企業では、求職者の90%以上が面接を完了しています。

求職者の不正を検知する機能

(引用:https://www.apriora.ai/

Aprioraには、面接中の求職者が不正行為を行っていないかどうか検知する機能が備わっています。例えば、他人に代わって面接を受ける行為や、ChatGPTを用いた回答を検出することができます。この機能により、面接の信頼性と公平性の向上に繋がります。

AIが一貫した基準で面接を実施するため、人間の面接官による質のばらつきを防げます。これにより、すべての求職者に公平な面接環境が提供されます。

実際、Aprioraを使用した面接体験に関するアンケートでは、5点満点中平均4.5点という高い評価を求職者から受けています。


即時フィードバック機能

(引用: https://www.apriora.ai/

各面接後に、採用目標に合わせてカスタマイズされたレポートを受け取ることができ、

次の採用フローに求職者を進めるかどうかの判断材料になります。

今回の候補者選定の軸(Pythonについての知識量やコミュニケーション能力など)となる指標をスコア化し、次の面接に進むべきかどうかの提案まで行えます。

まとめ

Aprioraは生成AIを活用することで、採用面接の効率化をおこなっていることがわかりました。従来の採用現場では、

  1. 書類選考をする
  2. 書類選考通過者と面接官の日程調整をメールで行う
  3. 一次面接を行う
  4. 次の面接に進む候補者を選定する

という流れですが、この流れを簡略化することが可能です。Aprioraを活用することで、企業側は1次面接における求職者の大まかなスクリーニングを完了した上で、採用プロセスを進めることができます。

コスト削減により節約した資金は、新たな候補者へのアプローチや従業員の給与に再投資することが可能です。Aprioraのような採用業務の効率化を目指すAIサービスが今後も増えることが期待されます。

弊社でも、採用活動に生成AIを活用するためのプロジェクトをご支援させていただいております。

また、私たちは大規模言語モデルに専門知識を埋め込む「RAG」という技術や、非構造・半構造のデータを構造化・正規化することに強みを持つ会社です。

それらの技術を活かしたプロジェクト組成やMVP開発のご支援も行っておりますし、「そもそもどのような業務に生成AIを活用できそうか」という上流工程から伴走することも可能です。「情報収集も兼ねて相談したい」というお客様も、お気軽にお問い合わせください。

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